写真の修練について

写真家としての成長には、それぞれ異なる道のりがある。著者はある仕事の撮影で撮った写真を通して、写真の道における修練の日々の思いをささやかに綴る。

著者:Daran Wu

写真を学んでいたある時期、私は構図の取り方がとにかく苦手で、聞ける人もいなければ、どこから始めればいいのかもわからなかった。ネット上で目にする達人たちの創造的なアイデアを前に、深い落胆を覚えたものだ。

そこで私は、シンプルなものから撮り始めることにした。たとえば白い壁一面だけなら、どう撮り始めるか。何もない場所で、どう被写体と対話するか。これは面白い修練だった。繰り返し続けるうちに、今では白い壁を見ると不思議な親しみを覚え、心の中に次々とアイデアが湧いてくるようになった。

いちばん難しいのは、心の中に「美しいもの」への確かな眼を持つことだと私は思う。どんな素材に出会っても、自分の美意識に照らし合わせ、写真の構図の原則と結びつけて創作できるようになること。実はそれほど難しいことではないのだが、この道理を悟るまでに、私はかなり長い時間を要した。

写真家のあり方を形づくる要素は数えきれないが、情熱は間違いなくその重要なひとつだ。創作に対しても、機材に対しても、プロセスに対しても、情熱こそが写真を続けていく原動力でありエネルギーだ。お金や名声は、その情熱の副産物にすぎない。

私は自分の好きなカメラを使うのが好きだ。それは私の情熱の源泉のひとつ。そしてそれ以上に好きなのは、その好きなカメラで、自分で見ても嬉しくなるような写真を撮ること。それが写真家としての私の、最も純粋な喜びだ!

Leica SL2s + SL 50mm F2 APO / 台中中央公園

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